パキる男。。京都伏見のパーソナルトレーニングジム
2022.04.20

クライマーのよくやる怪我の一つに「パキる」というのがあります。

多くは輪状滑車(指の腱や、腱鞘を押さえているバンド状の部分)
の部分断裂、完全断裂が多いようです。

他にも 前腕の肉離れ!腱の損傷、断裂など様々な要因があるみたいですが。

以前ボルダリング中に左手の中指をパキりまして、ほんとに「パキっ!!」と嫌な音がします!!

現在、痛みはほぼなく、少し腫れぼったい感じは残っている程度です。
朝起きた時だけは指が思うように伸びず、バネのような引っ掛かりがあります。
その後何度も指を動かすうちに引っ掛かりも取れスムーズに動くようにはなります。

とりあえず問題なしかな。

今度は右手の薬指に腫れと痛みがあり、パキり予備軍状態です。

こやつをどう処置すればいいのか!!??一番早く回復させるには!!
怪我の回復に加圧トレーニングは大変有効です。
PEACE&LOVE(下記)にもしっかりあてはまります。

怪我の処置で RICE というのを聞かれたことがあると思います。
安静!冷却!圧迫!挙上!の頭文字をとったものです。

最近では PRICE。従来のRICEのP(保護)が加わったものや

更に POLICE。安静の代わりに適切な負荷!へ置き換えられたもの。

P (Protection/保護)
OL (Optimal Loading/適切な負荷)
I   (Ice/冷却)
C (Compression/圧迫)
E (Elevation/挙上)患部を心臓より高い位置にあげる。

 

さらにさらに!

PEACE&LOVE。。。ネーミングがいいですね。
こちらも頭文字を取っています。

怪我直後の処置

P (Protection/保護)
E (Elevation/挙上)
A (AVOID ANTI-INFLAMMATORIES/抗炎症薬を避ける)
  ※組織の回復を低下させる可能性のある抗炎症薬の
服用はさけ、アイシングもさける。(痛み止めの薬)
C (Compression/圧迫)
E (EDUCATIN/教育)
  ※過剰な医学的診察と薬の服用、
  不必要な受動的療法を避ける。自ら怪我の内容
  治療法、対処法などを学習する。完全受け身にならない。

数日後 痛みも少し引き回復に向かうと感じてから。

L (LOAD/負荷)
  ※痛み、体と相談しながら、負荷を上げていき
  日常生活に早く戻る
O (OPTIMISM/楽観思考)
  ※自信を持ち、前向きな考えを持つことで最適な
  回復を可能にする。ポジティブ思考。病は気から!!
V (VASCULARISATION/血流を増やす)
  ※痛みを伴わない有酸素運動で、負傷負荷への
  血流を増やし、回復を促進させる。
E (EXERCISE/運動)
  ※回復へ向けた積極的なアプローチで、体の動き、
   筋力、自己受容性感覚を回復させる。

まずは数日間のPEACEから!その後LOVEへ移行。。

細分化されて理解しやすくなった点はありがたい。
また大きく変化したのは冷やす!アイシングはよくない!?
という点でしょうか? +抗炎症薬もそうですが、炎症を抑えることで
自ら「治癒しなさい」という命令を阻害し、結果治癒が遅れるのでは!
という考えのようです。

もちろん ケースバイケースでアイシングが必要な時はあります!
そこは臨機応変に (^^)/

加圧をしながら指の様子を見ていきます。

指には湿布薬が巻かれておりますが。。。。。

 

ヨガスタジオ KINARI